ゴルフを始めたばかりのときは、「どれくらいのスコアで回れば周りに迷惑をかけないだろう」と不安になる方もいるでしょう。
一般的に、初心者のスコアは120〜160程度が目安とされています。
まずは「120を切ること」を目標とし、少しずつ経験を積みながら中級・上級へとレベルアップを目指すのが理想的な成長の流れです。
また、スコアの目安を知っておくと、ラウンドの際に「自分が周りに迷惑をかけないレベルなのか」も把握できます。
本記事では、ゴルフスコアの目安を「男女別」や「レベル別」「状況別」に分けて詳しく解説します。
スコアを上げるコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフスコアの基本
ゴルフは、18ホールで構成されたコースを、いかに少ない打数で回れるかを目指すスポーツです。
各ホールでは、以下のようなショットを繰り返してプレーを進めていきます。
ティーショット | 最初に打つショット。主にドライバーを使用 |
ショット | フェアウェイやラフから打つショット。ウッド・ユーティリティ・アイアンなどを使用 |
アプローチ | グリーン近くからカップを狙うショット |
パター | グリーンの上でカップに向かって転がすショット |
ペナルティ | OBや池などに入ったときに罰として追加される打数 |
各ホールでの打数とペナルティを足していき、18ホール分の合計で最終的なスコアが決定します。
たとえば、1ホール目で5打、2ホール目で4打だった場合、合計スコア9の計算です。
次からは実際にゴルフスコアの計算方法や種類について詳しく見ていきましょう。
ゴルフスコアの計算方法
一般的なゴルフのコースは18ホールあり、それぞれのホールには「パー」と呼ばれる基準打数が設定されています。
パーの規定は、ショートホールが3打・ミドルホールが4打・ロングホールが5打です。
多くのコースは、以下のように構成されています。
- ショートホール(パー3):4ホール
- ミドルホール(パー4):10ホール
- ロングホール(パー5):4ホール
これらのホールをパーどおりにプレーできた場合、合計スコアは72になります。
72のスコアは「パープレー」と呼ばれ、ゴルファーが目指すひとつの基準とされています。
ゴルフスコアの種類
パープレーは多くのゴルファーが目指す目標ではありますが、簡単に達成できるものではありません。
とくにゴルフを始めたばかりの方にとっては、現実的な目標を立てることが大切になります。
以下は、プレー中によく使われるスコアの名称とその意味です。
用語 | 意味 |
アルバトロス | パーより3打少ない |
イーグル | パーより2打少ない |
バーディ | パーより1打少ない |
パー | 基準打数 |
ボギー | パーより1打多い |
ダブルボギー | パーより2打多い |
トリプルボギー | パーより3打多い |
少ない打数でホールを終えるほど評価は高くなり、逆に多くなるほどミスがあったと判断できます。
すべてダブルボギーで回ってもスコアは108(パー72+36)で120を切れるため、初心者のうちは「まずはダブルボギーで回る」ことを目標にするとよいでしょう。
【男女別】ゴルフの平均スコア
ゴルフのスコアには、男女別でおおよその傾向があります。
ここからは、男女それぞれのスコアの目安について詳しく解説しますので、ラウンドを回る際の目安にしてみてください。
男性ゴルファーの平均スコア
男性におけるスコアの平均値は、以下のとおりです。
レベル | 平均スコア |
初心者 | 120〜150台 |
中級者 | 90〜110台 |
上級者 | 70〜80台 |
男性は力強いショットを打てるため、飛距離を活かしたプレーが特徴的です。
しかし、力任せのショットはミスにもつながりやすいため、「力加減」や「方向性」の安定を意識することがスコアアップのポイントになります。
女性ゴルファーの平均スコア
女性のスコアの平均値は、次のとおりです。
レベル | 平均スコア |
初心者 | 130〜160台 |
中級者 | 100〜120台 |
上級者 | 70〜90台 |
女性は男性に比べて飛距離では劣る傾向がありますが、コントロールが安定しやすく、ボールが大きく曲がったりコース外に出たりするミスが少ない傾向もあります。
着実に前へ進めるプレーができれば、スコアの安定感につながりやすいのが特徴です。
【レベル別】ゴルフスコアの目安
次に、プレイヤーの実力に応じたスコアの目安を見てみましょう。
レベル | スコア目安 |
初心者 | 120〜160台 |
中級者・上級者 | 70〜90台 |
プロ | 70台前後 |
以下で、それぞれのレベルについて詳しく解説します。
初心者のスコア目安
ゴルフを始めたばかりの初心者の平均スコアは、男女ともに120〜160ほどといわれています。
とくに、初めてラウンドを回る場合はルールに慣れていなかったり、安定したショットが打てなかったりするため、120以下で回れないことがほとんどです。
初心者のうちはスコアを気にしすぎず、コースに慣れることやプレーを楽しむことを優先しましょう。
少しずつ経験を積んでいくなかで、まずは120を目指すことがおすすめです。
中級者・上級者のスコア目安
中級者・上級者は、70〜90台が目安です。
しかし、実際に100を切る方は全体のわずか5%ほどといわれているため、100を切れないからといって気にする必要はありません。
少しずつ経験を重ねていく過程が大切なので、焦らず自分のペースで練習しましょう。
なお、中級・上級者レベルに到達するには、飛距離だけでなく、コースマネジメントなど総合的な技術も求められます。
安定したスイングやショートゲームの精度、戦略的なプレーが少しずつ身につけば、自然とスコアはついてくるでしょう。
プロのスコア目安
プロゴルファーの平均スコアは、72前後です。
日本ゴルフツアー機構の「平均ストローク|ツアー部門別データ 2025」を見ると、100位以内の男性プロ選手のスコアは、60台後半〜70台前半であるとわかります。
そのため、60台後半〜70台前半で回れるプレーヤーは、プロ並みの実力があるといえるでしょう。
ただし、この数字はあくまでもプロ仕様コースでの目安です。
アマチュア用のコースではティーショットの位置がプロより前に設定されていることが多く、条件が異なります。
そのため、プロ並みのゴルファーであれば60台前半で回るケースもあるでしょう。
プロ並みのレベルにある方は、たとえミスショットがあってもリカバリーが上手い傾向があり、大きくスコアを崩さないのが特徴です。
【状況別】ゴルフスコアの目安
ここからは、ハーフラウンドやショートコースなど、状況別のゴルフスコアの目安を解説します。
状況 | スコア目安 |
ハーフラウンド | 50〜70 |
ショートコース | 30〜40(100切りしている人) |
ハーフラウンドやショートコースを回る際の目安にしてみてください。
それぞれの状況に分けて、詳しく見ていきましょう。
ハーフラウンドのスコア目安
ハーフラウンドとは、通常のフルラウンド(18ホール)の半分、つまり9ホールをプレーする形式のことを指します。
一般的な構成はショートホールが2回、ミドルホールが5回、ロングホールが2回です。
そして、全体のパーは36に設定されていることがほとんどです。
スコアの目安は50〜70程度とされており、初心者の場合は一般的にドライバーを7回打つことになります。
ハーフラウンドは本格的なゴルフコースの雰囲気を短時間で楽しめる点が魅力で、忙しい方やゴルフ初心者にも人気なプレースタイルです。
ショートコースのスコア目安
ショートコースとは、主にパー3のホールで構成されたコースで、カップまでの距離が短く設定されているのが特徴です。
そのため、ゴルフ初心者でも気軽に挑戦しやすく、初めてのラウンドにも適しています。
ショートコースのスコア目安は、18ホールで100切りを達成しているゴルファーであれば、30〜40前後となるのが一般的です。
ただし、ショートコースではスコアにこだわりすぎる必要はありません。
スコアアップに欠かせない、アプローチとパッティングの経験を積むことを目的にラウンドを回るとよいでしょう。
ゴルフの平均スコアが120ほどなら周りに迷惑をかけづらい
ゴルフの平均スコアが120程度であれば、周囲に大きな迷惑をかけることは少ないとされています。
たとえば、すべてのホールを基準打数より3打多く回ってもスコアは126、4打多い場合でも144です。
そのため、初心者の方はまず120〜130台を目安にすると、無理なくプレーできるでしょう。
とはいえ、実際のラウンドでは、スコア以上にプレーのスピードや周囲への配慮が求められます。
マナーを意識して、周りと気持ちよくプレーすることを心がけましょう。
ゴルフのスコアを上げるためのコツ
ゴルフでスコアアップを目指すために、ただ闇雲に打数を減らそうとするだけでは意味がありません。
ここでは、ゴルフのスコアを上げるための以下3つのコツを解説します。
- 基本のスイングを固める
- 距離や地面の状況に応じた練習を取り入れる
- ショートゲームを強化する
それぞれのコツを順番に見ていきましょう。
基本のスイングを固める
ゴルフのスコアを上げるためには、何よりもまず基本のスイングをしっかり固めることが大切です。
スイングが安定しないと、毎回のショットで飛距離や方向性にバラつきが出てしまい、ミスにつながります。
逆に、基本を身につけて正しいフォームを体に染み込ませれば、どのクラブを使っても安定したショットが打てるようになります。
とくに、初心者のうちは飛距離よりも正確性を重視し、コンパクトで再現性の高いスイングを意識することがポイントです。
練習では派手な成果より、地道な基礎固めを優先しましょう。
距離や地面の状況に応じた練習を取り入れる
ゴルフでスコアを安定させるためには、距離や傾斜・地面の状況(フェアウェイ・ラフ・バンカー)に応じた練習が欠かせません。
状況にあったクラブを選び、適切に使いこなせるようになることでショットの精度が上がり、スコアが安定します。
たとえば、ロングアイアンやショートアイアン、ユーティリティなどクラブごとの特徴を理解し、使い分けることがスコアアップのカギとなります。
また、初心者の場合はとくに、地面の状態や傾斜の影響を受けやすいため、こうした場面を想定した練習を日頃から取り入れておくことが大切です。
そこでおすすめなのが、インドアゴルフの『SMART GOLF』です。
SMART GOLFでは、シミュレーターと傾斜マットを活用して実際のコースを想定した練習を行えます。
実践的な練習を重ねることで、コースデビュー後も自信を持ってプレーできるようになるでしょう。
ショートゲームを強化する
ゴルフのスコアを上げるためには、ショートゲームの強化がおすすめです。
ゴルフのショットのうち60〜65%は100ヤード以内から打たれており、パッティングだけでも全体の4割を占めるといわれています。
つまり、アプローチやパッティングの精度を高めるとスコアを改善できる可能性があるということです。
しかし、実際のゴルフ場ではアプローチやパッティングだけに集中して練習することは、難しいといえるでしょう。
そこでおすすめなのが、ゴルフシミュレーターの活用です。
シミュレーターは、室内にいながらリアルなラウンド体験やショートゲームの練習ができる設備で、打球のデータを高性能センサーで測定し、正確な球筋を再現します。
SMART GOLFのゴルフシミュレーターは、ただラウンド体験ができるだけではありません。
正確に距離を打ち分けるアプローチの練習や、精密な打球データの診断機能による改善練習方法の提供なども可能です。
実践に近い形でアプローチの練習ができるため、ショートゲームを強化して上達を目指したい方はぜひご活用ください。
ゴルフシミュレーターがある施設ならSMART GOLFがおすすめ
ゴルフシミュレーターがある施設を探しているなら、インドアゴルフの『SMART GOLF』がおすすめです。
SMART GOLFは24時間営業で完全個室の練習環境が整っており、初心者から上級者まで、自分のペースで効率よくスキルアップを目指せます。
最大の特徴は、最新鋭のシミュレーターとプライベート空間で周りを気にせず練習に打ち込める点です。
実際のコースに近い状況を再現しながら、アプローチやパッティングなどの実践的なショットを繰り返し練習できます。
なお、シミュレーターでできることには、以下が挙げられます。
【SMART GOLFのシミュレーターでできること】
- 正確に距離を打ち分けるアプローチ練習
- シミュレーターと傾斜マットでコースを想定した練習
- 精密な打球データの診断機能により改善練習方法の提供
SMART GOLFでは体験をご用意していますので、スコアアップを目指したい方はぜひ以下から詳細をお確かめください。
初心者のゴルフスコアは120〜160を目安にしよう
初心者のゴルフのスコアの目安は、120〜160台といわれています。
なお、一般的な平均スコアの目安は、男性と女性、初心者・中級者・上級者などで異なります。
とくに初ラウンド時で120を切ることは難しいため、まずは120を切ることを目標にしましょう。
また、スコアアップのためには基本のスイングを身につけ、ラウンドを想定した練習やショートゲームの対策を行うことが重要なポイントです。
『SMART GOLF』では、シミュレーターを用いて正確に距離を打ち分けるアプローチ練習や傾斜を想定した練習を行えます。
無料体験ではクラブの貸出も完備しており、手ぶらでの来店が可能なため、ぜひお気軽に足をお運びください。